一般社団法人 電気管理技術者協同機構

　

理事長挨拶






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

     一般社団法人　電気管理技術者協同機構
　　　　　　　　　　理事長　手倉森 忠行



　一般社団法人電気管理技術者協同機構理事長の手倉森忠行です。先日開催されました第15回定時社員総会及びその後の理事会で理事長に再任されました。浅学非才の身ではございますが皆様のご協力により職責を何とか努めてまいりました。厚く御礼申し上げますとともに、今後ともよろしくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

今回の総会も昨年と同じく新型コロナウィルスの感染防止の為、会員の書面による決議で開催致しました。前回同様に役員と事務局の協力により計画、最小人員の出席と参加により無事開催することが出来ました。会員の皆様にはご協力頂きました事を深く感謝いたします。有難うございました。

理事長に就任いたしましてから早くも5年目となります。一昨年からの2年間は新型コロナウィルスの感染拡大防止の為、各種行事や会合等が開催できず色々と方策を考えてやりくりしてまいりました。また昨年末には20年以上勤めてこられた事務局職員が退職することになりました。新型コロナ感染防止対応のため、理事会や総会をはじめ例年と違う状況での事務引継ぎ等大変でしたが何とか引き継ぎできました。しかし実情は理事会、総会もＷＥＢやＺｏｏｍによる開催ですので、会場手配や開催案内、懇親会の手配等の実務が経験できていませんので、今後の課題でもあります、心していきたいものと思っております。

突然のように始まった国連常任理事国による戦争、それを契機としたエネルギー供給の不安や猛暑による急な節電要請、このような予想外の出来事には電力関連業界にいる会員の皆様におかれましても対応に苦慮したかと思います。電力自由化が行き渡ろうかという時におきた電力不足状況には何が起きるか分からない世の中というものを改めて認識させられました。

通信業者の設備の不具合による障害も、その影響の大きさを知らされました。ＩＴもＷＥＢもネット通信回線が維持出来ていて機能します。そのためには電気があることが基本です。大規模停電は先の北海道以外では生じていませんが、先の通信障害により地震や噴火による停電の影響も見聞されるようになりました。インターネットもテレビ局ラジオ局も新聞社も企業も、そしてスマホもパソコンも電気の供給なくしては機能しません。電力の供給が維持出来ていてこそ殆どの社会インフラが機能します。いつも言っていることですが「電気は自然界にはそのままでは存在せず、発電し送電して皆様に届けられています」

「電気管理技術により社会に貢献する電管協」は当機構のスローガンです。今後とも会員の皆様や関係者のより一層のご支援、ご協力により一般社団法人電気管理技術者協同機構を維持発展させていきたいと思います。これまで以上のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げ、理事長挨拶といたします。